MAD ARCHIVE SM@D×SM@D 2008

MAD系イベントのページもサービス終了などによって、どんどん消滅しているため、自分が確認できたものをのこしていきたいと思います。


SM@D x SM@D 2008 について

「SM@D x SM@D」は動画投稿サイトではなく、HP公開が主流の時代に新人発掘のため、行われた大会である。
以下、当時のHPより。
(現在は消滅 http://smad.mad-movie.net/2008/index.php


■大会の定義

この大会は以下の項目を目的とする大会です。

MADMOVIE界隈における新人MAD作家の発掘
まずは一本作品を公開することで今後のモチベーションとして活かしてもらう
新人MAD作家の交流を深める
既存MAD作家と新人MAD作家の交流を深める
上記の活動を通してのMADMOVIE界隈の活性化


■参加資格

この大会には以下の条件のいずれかひとつに当てはまるMAD作家が参加可能です。
本大会に参加をしようとする参加者は、参加条件を満たしているかをよく確認してから、参加応募してください。
「2007年1月1日〜現在」までの間で、WEBデビューされた方
今大会でWEBデビューしたいとお考えの方


■スケジュール

4月1日 SM@D x SM@D 2008大会サイトオープン

5月5日 第一弾CM公開
昨年度優勝の朱華さんが本年度大会分のCMを作成されました。


5月11日 第二弾CM公開

匣庭くるりさん、kerownさん、デスマスク田中さんが合作で本年度大会分のCMを作成されました。


6月30日 全作品公開終了
6月30日 投票受付開始

7月7日 投票結果発表



■参加作品

一日目


作品名:Time To Say Goodbye
作者名:にわとり



作品名:Very Irresistible
作者名:キリン


https://www.youtube.com/watch?v=SzYsVfSPC40
作品名:EMPTY Rebellion
作者名:Rhyolite


http://www.nicovideo.jp/watch/sm3804411(跡地)
作品名:StarDust
作者名:レンタロウ


動画なし
作品名:Naked Flower
作者名:tia



二日目

http://www.nicovideo.jp/watch/sm3874152(跡地)
作品名:Alt+F4
作者名:Jack Nicolson



作品名:ザレゴトメイテル
作者名:まわる


http://v.youku.com/v_show/id_XMjEzMDgzNDcy.html
作品名:KEI
作者名:mim


動画なし
作品名:英雄
作者名:純情くらりもんど



作品名:CHAOS REGION 〜BLAZE〜
作者名:日なた猫




三日目

http://v.youku.com/v_show/id_XMzM0NTM4NDg=.html
作品名:群青†メテンプリコーシス
作者名:77面ダイス


http://www.tudou.com/programs/view/vmM1yJJil94/
作品名:GIRLS
作者名:愛理


http://v.youku.com/v_show/id_XMTg3OTY2MDEy.html?from=y1.7-2
作品名:月歌
作者名:七輪


未提出者 2名





四日目

https://www.youtube.com/watch?v=7NClvcz4kgY
作品名:JOINT
作者名:Lanxus



作品名:雪華の神話 -in X'mas mix-
作者名:byc


https://www.youtube.com/watch?v=rgJSsgL9tc8
作品名:No Number
作者名:オラク


未提出者 2名




五日目

http://www.tudou.com/programs/view/NOctHe37rVo/
作品名:ライフアルバム
作者名:hatter


動画なし
作品名:極滅業炎
作者名:kimi


http://v.youku.com/v_show/id_XMTgwOTQ4NDQw.html?f=4568937
作品名:Colors
作者名:あちゅ


http://v.youku.com/v_show/id_XMTgxMDIxMTM2.html
作品名:evergreen
作者名:kk


未提出者 2名


■結果発表


1位 hatter 127票
2位 まわる 67票
3位 にわとり 66票
4位 愛理 57票
5位 Lanxus 51票



■特集

1.第一回参加者の声

 「SM@DxSM@D 2005」の参加者の中から、注目の作家さんにスマスマの思い出などをインタビューするコーナーです。今回は第一回参加者のSORYU氏にインタビューさせていただきました。

インタビュアー:西島昼寝 編集:アスロンズ

インタビュアー:それじゃあまず簡単な自己紹介などをお願いできますか?

SORYU:えーと、スマの1期生で去年紅白に出たSORYUです。どうぞよろしく。

インタビュアー:それでSORYUさんは、「第1回 SM@D×SM@D」に参加されたということですが、参加したきっかけなどを教えていただけますか?

SORYU:とある作家さんのサイトを始めて覗いた時にスマのバナーを見かけたのが、参加の切っ掛けだったと思います。 見る瞬間まで作ろうなんて思わなかったんですけどねw場所を与えてくれて「初めて」ってのが自分だけじゃないのなら、やってみようとかそんな感じで。 そんな感じかな、きっかけとかってのは。

インタビュアー:なるほど。では実際に初めて作ってみていかがでしたか?

SORYU:ものっすごいムズかったですね。正直なめてました。自分が夢寐を見だしたのがスマ応募の2,3ヶ月前くらいからで、作品もNoneさんや渚さんの良作しか見たこと無かったので。初心者って言ってもどこまでのクオリティーが許されるのかってのが最後まで不安でした。1ヶ月も掛からない作業だと思ったんですが、やってみると1ヶ月半ばっちりかかってしまいましたし。 何度か後悔した気もしますw

インタビュアー:やはり難しかった、ということでしたが具体的にどのような部分で苦労しましたか?

SORYU:初めてAEを使ったのと同時に製作を始めたので、最初は操作を覚えるのが苦労でしたね。そっからは次のシーンをどうするか、シーンの繋ぎ部分の転換法をどうするか、ってのにひたすら悩みました。 まぁ、繋ぎとかは今も悩むところですけどw現したい効果が上手く作れないとかいう前に、全く頭に何も浮かばない時が一番辛かったです。 まぁ、そういう時はとりあえずフォトショに場面を読み込ませて色々弄ったりして先を考えたりしたりしました。私の場合は夢寐を知る前は壁紙とか作ったりした時があったので、その感覚で場面を考えたりとか。スマの作品で言うとキャラの紹介部分が大体フォトショで先に製作したのをAEで動かしたって感じですね。他の夢寐とかを参考にってのはその時は夢寐もってる数が全然無かったので出来なかったですしね。他の壁紙見て配置とかを考えたりとかで補ったりしましたw

インタビュアー:だいぶ苦労されたようですが、そこを乗り越えてた後、「SM@D×SM@D」を終えて感じたことなどはありますか?

SORYU:とりあえず周りの人の上手さにビックリでしたね。 自分のが完成した時は「これは結構いいんじゃないか」とか思ったりもしたんですが、そんなの吹っ飛ぶ作品がいくつかあったりでwスマを終えてってのじゃないかもですが、作品を完成させてそれまでの苦労が報われたってのが思ってた以上に嬉しかったですね。 他の人に見られていろいろ言われたりとか。そういうのが凄く嬉しかったです。スマで出来た仲間とかもいたので参加して本当に良かったと思いました。最初のスタートで、仲間のいる状況で夢寐を作っていけたのは、色々支えにもなったりでスマにはかなり感謝してますw

インタビュアー:なるほど、ではSORYUさんにとっての「SM@D×SM@D」とはどういう存在ですか?

SORYU:難しいですねw 「どういう存在か?」か。夢寐に関わるにあたっての門って感じでしたね、これがなかったら夢寐に興味を持ってなかったし作ったりもしてなかったと思うので。あとは、かけがえの無い仲間を得ましたね、はずい言葉ですが。 SORYUが夢寐と関わるには無くてはならないものだったと思います。スマに感謝w

インタビュアー:いい経験をされたようですね。しかし当時は「SM@D×SM@D」の存在意義、運営の不備などもあちこちで指摘されたとのことですが、 その点も踏まえた上で、今後の「SM@D×SM@D」に期待することなどはありますか?

SORYU:不備や問題ってのは色々言われてるみたいですが、私は1期に出て楽しかったですし、そこで出来た繋がりをスマ後も続けていけたことは面白かったので、 そういう事を今後の参加者の人にも感じて欲しいですね。そういう意味でも出来るだけ参加者同士で話したりしてもっと関わっていってもらいたいです。 スマの参加者同士の繋がりってのは、コレから先夢寐を作っていくならかなり重要なものになると思うので。スマの存在は参加者同士の繋がりを作るのが結構重要なところだと思います。 夢寐を作って世に出す機会を与える以上にそこは大事だと思う。

インタビュアー:それでは最後に、今年開催される「SM@D×SM@D 2007」の参加者へのメッセージをお願いします。

SORYU:とりあえず3つ。「絶対に完成させて期限内に提出する。」「スマを始まりにしてこれからも夢寐製作を続けて欲しい。」「スマで仲間となる知り合いを多く作って欲しい。」ってところかな。 まぁ、一番上は何度もレギュレーションにも書いてあるし、色んな人も言ってると思うけど。2つ目は、3つ目が出来れば勝手に出来ると思う。要するに、夢寐を作るのが楽しくなる状況に持ってけば夢寐は勝手に出来るから。 夢寐を作るなら色んな仲間を増やすべきw ということで

インタビュアー:以上、「第1回 SM@D×SM@D」参加者、SORYUさんへのインタビューでした。ありがとうございました。

SORYU:はいはいー、ありがとうございました。

あとがき:どうも、西島昼寝です。今回はインタビュアーということで、僕と同期でもあるSORYUさんに話を伺わせて貰った訳ですが、 なんだか畏まってインタビューというのもこそばゆいですね。さて、彼は第1回SM@D×SM@Dを終えた後もコンスタントに作品を作り続けてきている中で改めて 「初めて」を振り返ってもらった訳ですが、彼が「第1回 SM@D×SM@D」で得た物は「達成感による充実」、そして「仲間」であったとしています。実際SM@D×SM@D以降は「だよもんオフ」を始めとしてMAD作家のオフ会が頻発し、作家同士の繋がりが広く、深くなっていった傾向があります。MADを通じて知り合い、共にMADを作り、楽しむ。そこに発生する価値は何物にも代えがたいものであると、インタビューをさせていただいて強く感じました。今年参加される新人作家さん達も、MADを通じて良き仲間と出会えることを願っております。



2.第二回参加者の声

 「SM@DxSM@D 2006」の参加者の中から、注目の作家さんにスマスマの思い出などをインタビューするコーナーです。今回は第二回参加者の藩田志信氏にインタビューさせていただきました。

インタビュアー:西島昼寝 編集:アスロンズ

インタビュアー:ではまず最初に簡単な自己紹介をお願いします。

志信:スマ2期生の志信ですー。よろしくです。

インタビュアー:では志信さん、「第2回 SM@D×SM@D」に参加されたということで、参加に至るきっかけなどはありますか?

志信:そうですね…。スマに出る以前はこれといった趣味があまりなかったんですよ。変わった事をしてみたいなぁって思っていて、学校帰りに本を漁ったりサイトを眺めてたり。 そんなことを……3〜4ヶ月ですかね、してたらスマ2が告知されて、これは良い機会かも、という流れにwそれに、受験もちょうど終わり、ただ時間をムダにするよりは何かしら活動した方が有意義ですしねw

インタビュアー:なるほど、変革を求めた結果がたまたまMADであったと。実際作ってみた感じはどうでしたか?

志信:難しかった以上に、とても新鮮でしたね。多少とはいえ、今までとても好きだった作品がこういう技法で作られてたのかな、とか思うとワクワクしたものです。 まぁこれは進行形で続いてますがwあとは制作期限に間に合わせるってことが大変でしたかね。自分は大雑把にですがスケジュールを決めたりしてました。○○日までにはここまで進める、とかw

インタビュアー:では難しさはあまり気にならなかった?

志信:いえいえ、そんなことはありませんよw AfterEffects自体複雑なツールですからね。毎日毎日手探りの連続でした。解らない事があったら逐一サイトを回ったり、本を漁ったり。 それでも解らなかったら、既存作家さんにお願いしたり。そんな毎日でしたw

インタビュアー:なるほど。ではその後、「SM@D×SM@D」を終えた感想などを聞かせてもらえますか?

志信:作品を作り上げた達成感みたいな物もありますが、やっぱり色々な人に出会えたことが一番ですかね。 所謂同期と呼ばれる友達ができたことや、憧れの既存作家さんと知り合いになれて夢のようでしたw

インタビュアー:では志信さんにとっての「SM@D×SM@D」とはどういう存在ですか?

志信:なんだろ…世界が変わったきっかけ、みたいな物じゃないですかねwスマが無かったらMADも作ってなかったでしょうし、今の自分は間違いなく無いと思いますw

インタビュアー:ではその「SM@D×SM@D」ですが、今年も開催するという事で今回インタビューをさせて頂いているんですが、 今後の「SM@D×SM@D」に期待することなどはありますか?

志信:新しいMADがじゃんじゃんでてきて欲しいですね。 手法に限らず、新しい素材のMADって意味でwそれに、毎年レベルが上がってるという話を既存作家さんたちから聞くので、 そういう意味でも、今年に限らず、今後にも期待しています。

インタビュアー:それでは最後に、今年開催される「SM@D×SM@D 2007」の参加者へのメッセージをお願いします。

志信:さっきも書きましたが、やっぱり未提出ってのだけは駄目です。 せっかく主催の方が企画してくださったのですから、期待を裏切るのだけはやめましょう。それと、HDDのバックアップはこまめにとりましょうwあとは、制作を楽しんでもらえれば最高じゃないですかねw

インタビュアー:以上、「第2回 SM@D×SM@D」参加者、藩田志信さんへのインタビューでした。ありがとうございました。

志信:お疲れ様でしたー

あとがき:昼寝です。前回に引き続き今度は第2回SM@D×SM@Dの参加者である志信さんにインタビューさせていただきました。 彼の場合もやはり多くの仲間に出会い、そこから「世界が変わった」ということでした。新しいことへの挑戦と、困難な製作を乗り越えて、そこを登りきったときに眼前に広がる世界。しかしそこへたどり着くにはまず「完成させること」が必要なのです。 難しさを乗り越えて作品を完成させ、そしてそれを公開し、それによって新しい物が見えてくるといった感覚を、 今年参加される新人の方々にも是非とも味わって欲しいなと彼は考えているようです。MADムービー自体すごくインドアな分野の趣味ではありますが、そこから繰り広げられる妄想は無限大です。 貴方の妄想を形にして、その先に広がる世界は、きっとどこまでも広く素晴らしい世界でしょう。

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以上、
SM@D×SM@D 2008のアーカイブとなります。